クランクイン!
  •  キュアエクレールとして目覚めた帆羽くれあと、彼女の笑顔を守るため、たった一人で使命を背負ってきた森亜るるか。互いを思うほどにすれ違い、痛みを抱えてきた二人の物語は、第31話で大きな転機を迎える。漆黒のエクリプス・シャドウを経て、るるかがたどり着いた“本当の答え”は、くれあと一緒に生きたいという切なる願いだった。インタビュー後編では、長谷川育美と東山奈央が、キュアエクレール覚醒に交錯した喜びと苦しみ、純白のキュアアルカナへと生まれ変わった瞬間の収録秘話を明かす。さらに、家族、姉妹、友達、ライバル――どれか一つでは言い表せない“奇跡の二人”の絆と、4人になったプリキュアのこれからを語ってもらった。
    ■キュアエクレール覚醒に交錯した喜びと痛み るるかがたどり着いた“本当の答え”
    ――キュアエクレールが初めて変身する姿を見たとき、東山さんご自身にはどのような思いが込み上げましたか? また、るるかとしては、あの瞬間をどう受け止めていたのでしょうか。
    東山:初めて見たときは、やっぱり複雑でした。私個人としては、「ついにキュアエクレールが爆誕した!」という高揚感があって。はせちゃん(長谷川さん)の本当にきれいな声が、キュアエクレールの清廉な雰囲気を見事に表現していたんです。
    初めて見る変身シーンなのに、「そうそう、これだよね」と自然に受け入れられるような、すごく気持ちのいい感覚がありました。
    一方、るるかとしては、「こうはさせたくなかった」という思いがあったんです。キュアエクレールが目覚める前にマコトジュエルを砕き、記憶を呼び起こさず、大王にもさせず、ただ平穏に一人の女の子として生きてほしい。その一心で、ずっと行動してきました。だからこそ、「こんなことになってしまった」という悔しさややるせなさがあって、私の中にもいろいろな感情が入り交じっていました。
    くれあは、ウソノワールによって一度記憶を失っています。そして今、せっかく取り戻した愛しい人との記憶を、今度はるるか自身の手で砕かなければならない。それは本当に心苦しいことです。それでも、やらなければならない。きっと、るるか自身も感情がぐちゃぐちゃになっていたと思います。
    ――世界を守り、くれあを大王にさせないという使命を背負ってきたるるかが、最後にたどり着いた“本当の答え”を、東山さんはどのように受け止めましたか?
    東山:るるかは、「世界を守る」というプリキュアとしての使命と、「くれあを大王にさせず、彼女の笑顔を守る」ということだけを考え、自らの意思で怪盗団ファントムに入り、キュアアルカナ・シャドウとして奮闘してきました。
    でも、キュアアンサーとキュアミスティック、そして最後にはキュアエクレールから「あなたの本当の答えを教えて」と問いかけられます。そこで見えてくる、るるか自身の本当の願いは、くれあと一緒に生きたいということなんですよね。
    使命と本音の間にある隔たりがあまりにも大きいからこそ、るるかはずっと苦しみ、その思いを一人で抱え込んできた。私自身も、るるかと一緒に苦しみ、心を痛めながら演じてきました。
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