クランクイン!
  •  江戸川乱歩賞受賞作家・薬丸岳による社会派ミステリー小説『最後の祈り』が、タイトルを『怪物の祈り』として、関根光才監督のメガホンにより映画化、2027年に公開されることが決定。併せて、同小説を加筆・修正した、映画原作の文庫版『怪物の祈り』が6月16日より発売されることも発表された。 最愛の娘を殺された、ひとりの牧師。犯人に下された判決は、死刑。しかし、その男は法廷で「サンキュー」と高笑いし、反省の色すら見せなかった。絶望の果てに、牧師はある計画を思いつく。それは、死を望む殺人犯に、もっと生きたいと思わせること。受刑者の心を助言や導きにより救済する“教誨師(きょうかいし)”として近づき、その凶悪な死刑囚に「生きる希望」を与えていく。
     激しい憎悪に囚われた父親がたどり着いた、前代未聞の復讐。極秘のうちに始まった被害者遺族と死刑囚の「対話」は、やがて魂を懸けた「対決」へと変貌していく――。
     原作『最後の祈り』は、2005年に『天使のナイフ』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー、以降も吉川英治文学新人賞を受賞した『Aではない君と』、同賞の候補となり後に映画化もされた『友罪』、日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞した『黄昏』など、常に人間の本質と社会の闇に鋭く切り込んできた薬丸岳による社会派ミステリー。
     薬丸の新たな到達点にして“最高傑作”との呼び声も高い同小説は、死を望む者に、生きたいと願わせて死刑以上の絶望を与えるという衝撃的な設定と斬新な展開で、2023年の刊行直後から大きな反響を呼び、映像化の問い合わせが相次いだ。
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