クランクイン!
  •  エドワード・ヤン監督作品『恐怖分子 デジタルリマスター』より、スタイリッシュで前衛的な映像で作品をとらえた予告編が、チラシビジュアル、場面写真と共に解禁された。 本作は、台北という都市そのものを舞台に、人々の孤独と偶然、そして静かに連鎖していく破滅の気配を描き出した、ヤン初期を代表する重要作。
     80年代半ばの台北。街で起きた銃撃事件を偶然撮影した若い写真家は、その現場から逃げ出した少女の姿をカメラに収める。一方、医師の夫と暮らす女性作家は、新作の執筆に行き詰まり、夫とのあいだにもかすかな亀裂を抱えていた。出版社に勤める元恋人、事件を追う刑事、街を漂う若者たち―無関係に見える人々の人生は、あるいたずら電話をきっかけに、思いもよらないかたちで少しずつ結びついていく。
     予告編は、ストーリーの説明的な部分をそぎ落としたような前衛的な構成となっている。誰かが抱える不安、うそ、欲望…それらが断片的に、そしてドラマチックに引き出され、作品の持つスタイリッシュな映像美を堪能できる。
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