ブライアン・シンガー監督の名を一躍世界に知らしめたサスペンス映画の傑作『ユージュアル・サスペクツ』が、今月で日本公開30周年を迎える。サスペンス映画史、いや、映画史そのものの歴史を覆した映像トリックで知られ、先月にはリバイバル上映されるなど根強い人気を誇っている。今回はそんな『ユージュアル・サスペクツ』のトリビアを紹介したい! 銃器強奪事件の容疑者にリストアップされ、面通しに集められた5人の前科者(キートン、フェンスター、マクマナス、ホックニー、キント)が、その6週間後カリフォルニア州サンペドロ港に停泊中の麻薬密輸船を襲撃。しかし、キントだけを残し全員が死亡。捜査官クイヤンから尋問を受ける小者の詐欺師キントが事件の背景を話し出す…という導入。
「回想シーンがウソをつく」というコロンブスの卵的な発想の転換で観客の度肝を抜くとともに、左半身に障害を抱え性格は臆病者という明らかに“弱者”の位置にあったキント(ケヴィン・スペーシー)の鮮やかすぎる変わり身、そして見終わった観客誰もが一度は真似したであろうラストカットでの彼の「He's gone.(手を口元に持っていきフッと息を吹きかけながら)」でもおなじみの本作だ。
「回想シーンがウソをつく」というコロンブスの卵的な発想の転換で観客の度肝を抜くとともに、左半身に障害を抱え性格は臆病者という明らかに“弱者”の位置にあったキント(ケヴィン・スペーシー)の鮮やかすぎる変わり身、そして見終わった観客誰もが一度は真似したであろうラストカットでの彼の「He's gone.(手を口元に持っていきフッと息を吹きかけながら)」でもおなじみの本作だ。