クランクイン!
  •  “最終決戦”へと突き進む『鬼滅の刃』。炭治郎や柱たちに加え、善逸と伊之助もまた、鬼の根城・無限城での戦いへと身を投じていく──。我妻善逸役の下野紘と、嘴平伊之助役の松岡禎丞が語るのは、作品への想い、キャラクターの成長、そして心を震わせる死闘の記憶。熱く、真っ直ぐに交差する“魂のぶつかり合い”の舞台裏を、いま紐解く。
    ■善逸と伊之助、それぞれの覚悟を胸に挑む“最終決戦”
    ――脚本や映像をご覧になったとき、最初にどんな想いが湧きましたか?
    下野:キャスト陣にもかなり早い段階でお話をいただいていたので、ある程度は内容を把握していました。ですが、改めて台本を読みながら原作も振り返っていく中で、膨らませて描かれているシーンに驚くこともあって。原作に忠実でありながら、新たな視点や深みが加わっていて、ファンとしても胸が高鳴りました。
    映像はufotableさんの本気度というか、すべてを込めているという気迫がひしひしと感じられました。細部まで魂が込められていて、まさに“決戦”にふさわしい舞台が、いまここに広がっていると実感しました。
    松岡:まさに『鬼滅の刃』という作品の魅力を余すことなく、ひとつの形に結実させた印象です。「これが『鬼滅の刃』だ」と、胸を張って言えるような、そんな仕上がりだと思います。
    構成の巧みさも、映像美も、すべてが圧倒的で……ある意味、“パーフェクト”と呼んでしまってもいいのではないかとさえ感じました。人間はここまで到達できるものなのだなと、思わずゾクッとするくらいです。
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