クランクイン!
  •  土田英生が作・演出を務めるまつもと市民芸術館プロデュース『チェーホフを待ちながら』が、11月より、まつもと市民芸術館 小ホールと、KAAT 神奈川芸術劇場 大スタジオにて上演されることが決まった。2003年、09年にMONO特別企画として上演された作品が、松本の地で再び動き出す。 本作は、ロシアの劇作家アントン・チェーホフの“ヴォードビル”(一幕喜劇)『熊』『煙草の害について』『結婚申込』『余儀なく悲劇役者』のエッセンスを、劇団「MONO」主宰の土田英生が大胆に潤色。オムニバス形式の作品として、軽妙なやりとりのなかから日常に潜む不条理やズレをすくい上げ、笑いの中に人間の悲哀をにじませる会話劇を得意とする土田ならではの語り口で、チェーホフ珠玉のヴォードビル作品群に新たな息吹を吹き込んだ。
     出演は、中島らもが率いた「笑殺軍団リリパットアーミー」の中心メンバーとして活躍し、笑いにひそむ毒も自在に操る柔軟さと鋭さをあわせ持ち、舞台はもちろん、NHK大河ドラマ『青天を衝け』の岩倉具視役なども演じた山内圭哉が、土田作品に初参加。
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