クランクイン!
  •  6日に日本公開された実写映画『リロ&スティッチ』は、公開3週目となる6月20日~22日には、興行収入3億5223万円、動員数24万8028人を記録。洋画作品3週連続No.1のヒットを叩き出し、日本でもスティッチ旋風が巻き怒っている。2003年にアニメーション映画『リロ&スティッチ』が日本で劇場公開されて以降、20年以上経ってもスティッチ人気は衰えない。その理由には、ディズニーならではの仕組み「エコシステム」戦略と商品展開による強みがあるとのこと。今回は6月26日の「スティッチの日」に併せ、ウォルト・ディズニー・ジャパン コンシューマ・プロダクツ ブランド・コマーシャリゼーション バイスプレジデント&ゼネラルマネージャーの兼田裕之氏らのコメントとともに、『リロ&スティッチ』が愛されつづけてきた裏側にあるディズニーの戦略について紹介する。 映画を起点に、数十年ものあいだ観客を魅了し続けているディズニー。日本ならではのタッチポイントの特性を生かして約20年にわたり愛されつづける作品フランチャイズを実現している事例に『リロ&スティッチ』が挙げられる。
     アニメーション映画『リロ&スティッチ』が日本で劇場公開されたのは、2003年のこと。しかし、スティッチブームが到来したのは、映画公開から数年後の2007年だった。テレビ番組『サクサクヒムヒム ☆推しの降る夜』(日本テレビ系)では、劇場公開と関係のないこのタイミングで社会現象となったきっかけについて、「平成ギャル」の影響があったと紹介。2008年になると、スティッチのグッズ売り上げがミッキーマウスやプーさんと並ぶほど人気を博していたという。同ブームは2012年まで続いた。
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