クランクイン!
  •  マーベル最新ドラマシリーズ『デアデビル:ボーン・アゲイン』が、ディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」で毎週水曜日に独占配信中。そんな本作の第4話には、主人公デアデビル(チャーリー・コックス)と同じ“私刑執行人”でありながらも、敵とみなした悪人は“必ず殺す”信条からデアデビルとは時に対立、そしてまれに共闘もする危険な男“パニッシャー”ことフランク・キャッスル(ジョン・バーンサル)が登場した。彼はヒーローかヴィランなのか…? 今回はパニッシャーのキャラクターと彼の物語を振り返る。 幼い頃に事故で失明したマット・マードックは、ニューヨークで昼は弁護士として正義を追求し、夜はデアデビルとして法では裁けない裏社会と戦う男。視覚以外の感覚が発達し、普通では考えられないほどの聴力や嗅覚を持ってはいるが、肉体は常人と同じ。“悪は許さない”という信念を胸に、闇夜を蠢き、静かに悪人へ完膚なき裁きを下す。
     デアデビルが悪人であろうとも“不殺”を守り続けてきた一方、パニッシャーは“敵は必ず殺す”と言わんばかりに、怒りの鉄槌は敵が凄惨な死を迎えるまで止まることはない―しかし実は、その奥には辛く哀しい過去がある。エリート戦闘訓練を受けた海兵隊員だったフランク。高い格闘術、射撃力を誇り、戦術にも長けた彼は、軍で圧倒的な活躍を見せるも、多くの仲間の命が奪われたことをきっかけに除隊。帰国後は愛する妻と子どもたちと過ごしていたが、ある時ギャングの抗争に巻き込まれて家族は即死、自身も瀕死の重傷を負った。回復を遂げた後は、司法にも裏切られ、復讐心を燃やし、ギャングへの私的制裁を開始して“パニッシャー”と呼ばれるようになった。
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